銀行法人口座開設
法人設立後、重要なこととして銀行の法人口座の開設が重要です。
個人のお金と法人のお金の明確な区分は必須事項です。
個人商店などはこの辺の管理が曖昧になりがちですが、法人はそこを曖昧にするわけにはいきません。
自分はネットを参考に地銀、第2地銀、郵貯を開設しようとしました。
ネット銀行は個人的には使っているのですが、ネット決済や振込には便利ですが、現金の出し入れにはチョット不便かなと思います。
必要性が高まったら開設しようと思います。
ネットでは法人口座の開設の困難さをよく見かけます。
- ①都市銀行 ②地方銀行 ③ゆうちょ銀行 ④ネット銀行
この順番で困難度が上がるようです。
都市銀行は車で30分以上かかるので、最初から諦め、代わりに地方銀行から申し込みを始めました。
F銀行は個人的に給与振り込み、住宅ローン、各種ローンとお世話になり、ここをメインにし、ネットで一部お勧めのゆうちょ銀行を給与振り込み銀行にしようと考えました。
地方銀行は3行ほどあるので、個人が持っている確率が分散されるけど、ゆうちょ銀行は結構みんな持っていることが多いので。
特に地方では!
登記事項証明書と印鑑証明、企業概要書、創業計画書などを2部用意し、休みの日に申し込みに行きました。
聞かれたことはほぼ想定済みの内容でしたが、感触が違いました。
F銀行の対応した窓口の方がチョットまどろっこしい(とろい?)。
こちらの説明に対し理解しているのかなと思ってしまう返答ばかり。
思った以上に時間ばかりかかり、何か不安を感じたので、急遽ゆうちょ銀行より先に地元に根差しているC銀行に直行。
ここは、自分は一切口座を持ったことがないけど妻が持っており、現況も売り上げ入金に使っているところです。
C銀行はさっきと違い、てきぱき対応!
30分ほどで終了。
感触由!
5日後、C銀行から電話。
申請おりました。いつでもどうぞ。
早い!
感触よかっただけはあります。
週末夕方だったので、週明けに行くと伝える。
「わたくしは月火とお休みいただきますが、わかるようにしておきますので」
好感度益々アップ!
月曜日は外せない用事があったので、火曜日に行こうと準備していると、
F銀行から電話。
やっとメインが来たか!
「本部より指示で自宅事務所および作業所を見たいので訪問したいのですが?」
「まだ作業所はできていません。それを作るために融資が必要で、それに法人口座が必要なのです」
「多少は作業をされていると説明されましたが?」
「自宅の居間で裁断し、ミシンの持っている方に縫ってもらっています」
「この前説明しましたよね!」
やはりこちらの説明を正しく理解していなかったみたいです。
チョット呆れて
「別の銀行はもう審査終わりましたよ」
「せっかくメインにしようと思ったのに、止めようかな!」
「取り下げられます?」
カチン!!
ダメだこりゃ!
チョット口調も荒くなりました。
「一応この内容で本部に再度説明してください。」
電話を切り、ため息!
F銀行はあきらめよう。
気を取り直して、C銀行へ
てきぱきと処理が終わる。
「C銀行をメインにします」
「よろしくお願いします」
気分を良くして、続けてゆうちょ銀行へ。
事前にネットで確認はしていたが、申込書類を受け取るだけでもと、窓口へ。
「合同会社を設立したので法人口座を作りたいのですが」
「合同会社?」
「現在有限会社は新規に作れなくなり、今はその代わりが合同会社です」
郵便局にきて合同会社の説明をするなんて、認知度はまだまだです。
そこから20分ほど待たされ渡された書類はネットと同じもの。
これならわざわざ来ないよと内心思いましたが、一応冷静に一個ずつ確認。
「株式会社ではないので株主名簿はないですが」
「出資者名簿で代用できますね」
「決算を1期も終えていませんので、設立時貸借表でいいですか?」
「いいみたいです」
「解りました。書類を準備して再度来店します」
帰宅すると、妻から「さっきF銀行の課長さんが来られたよ。」
もしかして窓口のあの人?
雰囲気はあってるけど妻の話を聞くと丁寧な口調でいろいろこちらの状況をすぐ理解できたようです。
「お待たせして申し訳ございません。至急に対応いたします」
口調がチョット厳しすぎたかなと反省し、明日お礼の電話をしようと名刺を確保。
次の日の朝、出社し、銀行が開店したら電話しようと思っていたら。
F銀行から電話。
「昨日はどうもありがとうございました」
「わざわざご来訪いただいて」
相手「?」
「昨日はこちらの○○というものが訪問させていただき、奥様とお話しさせていただきました」
「それで早速ですが申請が下りて、口座をいつでもおつくりいただけますよ」
窓口の人とは別の人でした。
やっぱり!
それにしても昨日の今日とは!
ともあれ2行通帳ができたので、また一歩前進です。