住民票の除票と戸籍謄本
生命保険の受取に必要な書類として、住民票の除票と戸籍謄本が必要でした。
叔父の遺品の中にマイナンバーカードはあったのですが、流石に暗証番号等は分からないので、一つずつ紐解いていくしかありません。
最後の住所は分かっているけど本籍地は不明。
この場合、まず住民票の除票を取得して本籍地を確認するしかありません。
このような書類はプライバシー保護の観点と人権侵害の関係で基本的には直系の親族しか取れません。
簡単に言うと本人の親か子しか取れないということです。
傍系や姻族の方からではだめです。
もちろん直系親族の委任状があれば取れます。
後は「職務上請求書」!
この武器を持っているので士業の方は仕事が成り立っていると思います。
ただその使用要件が厳しく設定されており、研修と保管の義務が必須です。
これがあれば他人のプライバシーを知ることができます。
悪用して懲戒免職処分を受けた方も多数いらっしゃいます。
とても怖い代物です。
両刃の剣です。
初めて使用するので緊張の瞬間でした。
最後の住所の役所宛に職務上請求書と証票のコピー、そして小為替。
小為替とは郵便局が発行してくれる金券みたいなものです。
もちろん返信用の封筒。
封筒が返ってきたときはなかなか感動しました。
初めての仕事ですから!
除票で本籍を確認し、本籍地のある役所へ今度は戸籍謄本の取得。
何通あるかわからないので、大目に小為替を入れ、返信用の封筒には追加の切手。
ここで初めての失敗をさっそくしてしまいました。
戸籍謄本の量が想定より多く、小為替は足りたのですが封筒が重量オーバー。
定形外になるとは!
経験不足が早速露呈しました。
郵便局に行って追加料金を払ってきます。
経験は積み重ねるしかありません。
やっと住民票の除票と戸籍謄本の一式がそろいました。