法定相続情報

故人の銀行口座の解約方法をネットで調べていると「法定相続情報」なるものを知りました。

一般的には故人と相続人の戸籍謄本などを集め、銀行に持っていくのですが、なんといっても叔父さんの銀行口座は東京ばかり!(当たり前です)

郵送でもできるのですが、仮に4口座あったら四つ分用意するか、時間があったら戻ってきたものの再送を繰り返すしかありません。

「法定相続情報」は一度法務局でその情報を登記すると後はコピーをもらえばいいそうです。

これはいいと法務省のホームページでテンプレートを入手し作成開始。

でも今回の案件に合うテンプレートはありません。

仕方ないのでテンプレートを基本に自力で作成。

前にも書きましたがエクセルは得意ですので2時間ぐらいで完成。

2ページに及ぶ、複雑な関係図が出来上がりました。

死亡者が多いので誰の戸籍謄本を取ればいいのかとか、相続放棄の取り扱い方、旧住所(市町村名が合併により変わっている場合)はどうするのか、住所は任意とかの理由とか疑問だらけでした。

そこで法務局に電話し、相談することにしました。

コロナ過ですので、口頭を避ける意味で書面を作成し、約束の日に法務局へ

すると電話で予約したときにははっきりと言われなかったのに、コロナ過で今は電話相談のみとのこと。

でも、たまたま相談委員の方がまさに自分に電話しているところだったので特別に直接面談できました。

結果を先に言います。

相談ではありません。

何も教えてくれません。

「ここはこうしろとはこちらの方からはお伝え出来ません」の一点のみ!

よくネットに自力で不動産登記を試み、何度も足を運び、それでも返戻しを受け途方に暮れて、最終的には司法書士に泣きつく話を見かけました

まさにその理由が分かりました。

間違っているところは指摘されますが、どのように変更訂正したらいいかは教えてくれません。

完璧なものしか受け付けません。

自力で登記を目指す方は肝に銘じた方がいいと思います。

確かに自分が、自力で法人設立登記を行って、何事もなく登記されたことを市役所の方(補助金申請でお世話になりました)に「凄いですね」「一発で登記されたのですか」と妙に感心されたのを思い出しました。

これでめげる訳にはいきません。

その晩はずっと考えました。そのせいでなかなか寝付けず困りました。

そして気づきました。

法定相続情報はあくまで被相続人と相続人の関係性だけ示せばいいのだと。

自分最初作ったものは「法定相続関係一覧図」だと。

不必要な情報が記載されていることに。

次の日、早速に作り直し。

大筋を頭に入れながら、余計な情報を削除していきました。

「相続放棄」は情報として記載できない旨を確認し、放棄者だけど相続人ではあると認識し、

住所が任意であることも理解できました。

前と比べ非常にすっきりしたものが出来ました。

これなら登記できるかな?

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