起業したら配偶者は役員?従業員?
自分は創業を考え出したときネットで情報収集を図りました。
その中で以前に紹介した「とにかく妻を社長にしなさい」の本についての解説ブログを参考にしました。
結論から言うと、新規創業者は「妻を社長あるいは役員にしてはいけない」です。
但し、個人事業主からの法人成りのように売り上げがある程度確保できる見込みのある方は、お勧めします。
個人事業主では妻は青色専従者で86万円しか給与と認められないけど、法人なりすると役員報酬や従業員給与としてある程度好きなだけ給与として支払えます。
給与ですからそこから所得税、社会保障費は払いますが、法人としては経費計上できますので、節税効果は高いです。
個人事業税は累進課税ですので、利益が大きくなればなるほど税金は多くなります。
その辺はいろいろなネット情報があると思いますので、割愛します。
自分はその辺を読み違えました。
もともとは妻を代表者にする予定でした。
以前お話ししたように都合により、代表者を自分にした際、妻を業務執行社員にしました。
役員にすることのメリットしか思い浮かばず、デメリットをあまり考えませんでした。
最大のデメリットとしては、役員報酬は定期定額支給であることです。
売り上げが予想以上に良かった場合、悪かった場合でも金額が変えられないのです。
新規創業者にとって、売り上げははっきり言って未知数です。
世の中計算通りにはいかないものです。
その点個人事業主の方の売り上げ予測率は高いのでメリットはあると思います。
新規創業者は、売り上げ予測に自信があれば役員、無ければ従業員にした方が融通性は高いと思います。
最初は従業員として、何年かして売り上げが順調に確保できるようになってから役員にする。
これが一番の方法かと思います。
但し、役員にするためには定款変更をしなければなりませんので、費用が発生します。
自分で定款変更手続きができる人は安くできますが。
追記
自分は今更変更するのは大変ですので、経理面をしっかり自分で管理する方法を考えています。
月々の売り上げ状況を見据え、出費をコントロールするしかありません。
経営者としては当然といえば当然の行為ですので、当たり前ですが!