行政書士について
行政書士についての知識はほとんどありませんでした。
かすかな記憶では、自動車免許センターで一度お願いしました。
お願いしたといっても、何もわからないまま誘導されよくわからないままお金を払い、失敗したという記憶しかありませんでした。
当時まだ東京に住んでいた私は、新しくできた江東運転免許試験場に行きました。
最初の免許取得は府中の免許試験場で取得し、次の更新は記憶が正しければ新宿警察署、そして2度目の更新の時、それまででしたら鮫洲の免許試験場だったのが、新しく江東にできたので、そこに行きました。
ぞろぞろと続く人の流れに乗って歩いていると、何やら声をかける人たち。
それに誘われ誘導される人、無視する人。
この場所での手順がわからず、ウロウロしてしまい。
思わず誘導された私。
書類を渡され、住所、氏名を書いて、写真を撮って終わり。
金額は覚えていません。
その後センターに入り、書類を提出。
なんとなく違和感。
免許センターの中で、自分自身で出来るみたい。
半分騙されたような気分になりました。
後から会社の人に聞くと
「それ代書屋さんだよ」
確かに名前は「運転免許申請代行サービス」だったような気がします。
それからは勧誘に引っかからず、一目散にセンターに入るようになりました。
当時は司法書士と行政書士の違いすら分かりませんでした。
司法書士は知っていました。
私は高校のころ文系でしたので、周りは将来弁護士に、公認会計士になろうという希望を持つ人たちが多くいました。
その当時の旧司法試験には第1次試験があり、大学を卒業又は2年以上在学し、一定の単位を取得していれば免除されるというものでした。
それに高校生とか高校にもいかず独学で合格したとかがニュースになったりしました。
弁護士には少しは興味がありましたが、あの膨大な量の法律書を丸暗記するなんて自分には到底できないと鼻からあきらめていました。
社会科学系の教科は大得意でしたが、それはそこに興味があったからです。
世界史、日本史、政経、そして地理。
倫社はあまり興味がわきませんでした。
政経は小学六年の頃が、一番興味がありました。
しかし、法律そのものを丸暗記するという芸当は自分には到底できないことでした。
法律そのものに興味がわく訳がありません。
政治学や経済学は大学時代も面白かったけど、商法とか民法とかは苦手でした。
中学の頃、社会の苦手な女子に
「山本君はなんでそんなに覚えているの」
記憶力と暗記力は違うと自分は思ってます。
だから俳優の方が台本のセリフを暗記し、歌手の方が歌詞を間違えなく暗記されていることに感動しております。
当たり前といえば当たり前ですが、自分が関わらない職業についての知識は全くありませんでした。
司法書士も自宅を建築するときになって初めて知りました。
ですから行政書士も相続が発生するまでほとんど知識はありませんでした。
今日ではネットでいろいろな情報を収集することができます。
便利な時代ですね。
余談ですが、もし小学六年の時、行政書士を知っていたら、挑戦していたかもしれません。